Activity report

笑顔のために

自閉スペクトラム症者は、コミュニケーションにおいて特徴的な言葉を発することがあります。それがエコラリアです。エコラリアは長い間意味のないおうむがえしとされてきましたが、研究が重ねられ、個人的な意味が込められていることが明らかになっています。私は、そのエコラリアに対して、これまでにない新たな視点で着目をし、特別支援学校など学校教育現場において、エコラリアに込められた心情に着目したアプローチを検討する研究を行っています。

心情とは、言葉にできない心に込めた思いです。感情とは言葉で相手に伝えることができる、表出できる思いです。エコラリアに込められた心情を明らかにし環境整備を行うことで、不安要因を取り除き心理的負担を軽減することが可能になると考えます。表出できない苦しさから引き起こされるさまざまな二次障害を防ぐことが期待できます。


新田順子(2021・9月   日本特殊教育学会)

『兵庫教育大学学校教育学研究第35巻』 

自閉スペクトラム者のエコラリアに込められた心情に着目したアプローチの検討

 

Examination of approaches focusing on the emotions embodied in the echolalia of persons with autism spectrum disorder

 

新田 順子*     井澤 信三**

NITTA Junko    ISAWA Shinzo


自由な発想学習会

パラオドルフィンズパシフィックによるオンラインツアーを行う前にZOOMを使った「自由な発想学習会」を開催しています。

学習会の目的は、ツアーに参加される方々の自由な発想、アイデアを反映させることです。

そして、学習会の特徴は、以下の5つの「Feel 」にあります。

1.一緒に作りあげることで感じるFeel

2.You Tubeライブのように、臨場感を感じるFeel

3.パラオの今を知る躍動感のFeel

4.親日国パラオに感じる親近感のFeel

5.SDGsを体感するFeel


一方通行になりがちなオンライン学習ですが、双方向にコミュニケーションをとりながら進めていきます。

事前に当日の学習会の流れをお伝えし、見通しを立てて安心して参加できるようにしています。また、画面オフでの参加も可能で、禁止事項を極力なくす配慮を行っております。

現在、大学院、高等学校、B型就労支援事業所などで行っておりますが、その内容を小学校、中学校などさまざまな場所で行えるように、少しずつ学習方法や内容を変えて実施することも可能です。

自由な発想を作る工程では、視覚的なわかりやすさや、直感的に楽しめるよう、動画やいくつかのオンラインツールを使用しながら一緒につくりあげていきます。原則的に全国各地で開催できるように、オンラインで行っておりますが、参加者の方のご要望に応じて対面で行うことも可能です。 

参加お申し込み、およびお問い合わせは、本サイトの問い合わせフォームよりお願いいたします。


企画立案および進行   アトリエ球

                                    JUNKO NITTA

ドルフィンズパシフィックによるオンラインツアー

自由な発想学習会を通じて作成したアイデアを、可能な範囲で取り入れたオンラインツアーです。

リアルタイムでパラオドルフィンズパシフィックと接続します。具体的な流れは事前にお伝えし、チャット機能やマイクを用いて双方向のやりとりを行いながら実施します。イルカたちの息づかいや、パラオの空気感を感じるツアーです。

主催:パラオドルフィンズパシフィック